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uokyu renewal

1914年創業の魚久本店ビル２階の
インテリア改修計画である．

■既存の空間構成や素材たちと
向き合いながら，新たに挿入していく素材たちを
如何に融合していけるか

■世界的な日本食ブームの中，
魚久のコーポレートアイデンティティを
少しでも表出しうる可能性を
秘めるものにしていけるか

ということををテーマとした．

魚久が古来から手がけてきた京粕漬に
呼応するようなスペースを意識して，
これまで永い間親しまれてきた，
また，これからもっともっと世界中に広まるであろう
和紙をメインの素材として５種類用いた．
窓際は昼間は外部から柔らかく光を採り入れ，
夜間は内部から和紙を通して街路へ光を放つ
フィルタリング機能を持たせ，
カウンター周りに光り壁，和紙の行灯を設え，
和紙を背景とした光るガラス棚等々を配した．