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木造軸組みの主要構造体９つのグリッド構成おいて、自然光が入りにく く日中でも明るさを期待できそうにない真中のグリッドを中央コア（納戸）として
水平力を負担させ、その周囲にリビング、ダイニングキッチン、寝室、エント ランス＋水廻りの４つの場所を配する。
この既存グリッドを活用する空間構成により、１階の改変による構造的負荷を最小限に抑えることができる。
区切られた行き止まりとなる部屋ではなく、くびれながらもひと繋がりとなっている場所を配することにより、住まい手は東西南北四方からの光の 強弱
やうつろ いを感じながら自由に回遊でき、外部の大気の流れを受け入れ、内部空間での循環を促す快適な居住空間が生み出される。
回遊によって生まれる心地良い 生活のリズム
日常的所作である、「起きる」「集う」「作る」「食す」「浴す」「語らう」「出かける」「帰る」「く つろぐ」「寝る」・・・という生活の静から動までの場
所が周囲
に配される。
行き止まりのないひと繋がりの空間を回遊することで、東西南北の光の強弱やうつろい、大気の流れを感 じながら、住まい手独自の心地良い生活の
流れやリズム が生まれる。
豊かな流れと繋がりを創出する 空間構成
くびれながらもひと繋がりとなっている中央コア周囲の場所は回遊しながら今いる場所からひとつ先の場所が見え隠れし、先へ先へと誘う空気感を
持っている。
場所を移動するにつれて刻一刻と体感するものの移り変わりには、ひとは本能的に興味を感じたりするものである。
好奇心やひとが本来持っている原初的な部分にどこか呼応するような、そういった空間構成となっている。 |
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